マラリアとは、熱帯、亜熱帯地域に分布する原虫感染症で、感染すると高熱、頭痛、吐き気の症状が特徴で、重症の場合死亡するケースもあります。現在もなおマラリアのワクチンは開発されていません。抗マラリア活性とは、マラリアの症状を緩和したり、予防する特性のことで、抗マラリア活性を有する微生物は、新規マラリア薬の開発など医療分野に大きく貢献できる可能性があります。
【機能評価法】
<参考文献1>
Huy, N. T., Uyen, D. T., Maeda, A., Trang, D. T., Oida, T., Harada, S., and Kamei, K. 2007. Simple colorimetric inhibition assay of heme crystallization for high-throughput screening of antimalarial compounds. Antimicrob Agents Chemother. 51:350-353.
<参考文献2>
Agrawal, R., Tripathi, R., Tekwani, B. L., Jain, S. K., Dutta, G. P., and Shukla, O. P. 2002. Haem polymerase as a novel target of antimalarial action of cyproheptadine. Biochem. Pharmacol., 64:1399-1406.
<原理>
ヘム重合阻害
【特許出願】
特願 2010-131464
『マラリア原虫増殖の抑制に関与する細菌、マラリア治療剤、
およびマラリア治療剤の生産方法』